キシキシぷらむ視界

だらだらと長いだけの日記と、ちょこちょこと創作メモのような何かがあるブログ。

そらのうた

BUMP OF CHICKENの、とりわけ空を描写した歌に惹かれるのだなと気づいた今日このごろ。「(please) forgive」とか「beautiful glider」とか。様式美としてここで3曲目を並べ置きたいのだが、ひたすら記憶を探って出てきたのが「ベンチとコーヒー」とはこれ如…

ロストワンのほにゃらら

映画などで科学者や数学者の役どころにある人が唐突に思いついて図書館やら寮の窓やらに公式を書き始めるとたちまち14歳のこころを刺激されほれぼれとしてしまうのだけれど実際に目の前でやられたら果たしてどう反応すれば良いのかとか、仕事あがりに一杯と…

ピアス

赤いピアスがいいと思った。服にあわせて毎日ピアスをつけかえる。そういうことが何だかとても面倒になってしまって、とある方から頂いた小さな青のピアスをずっとつけっぱなしにしていた。が、はっと気づいた時には、片耳からこぼれ落ちてしまっていた。け…

2015年ラストブログ

最近念願のうさちゃんと同居はじめました。お久しぶりですぷらむです。自分に慣れる、ということがあるのだなあ、と。何の前ぶれもなく実感したエカマイ駅への短い通り道。別に、自分になれる、ほんとうの自分になれる、なりたい自分になれる、などの発想と…

ベッド上の空論

普段言葉をあまり発さずに溜まったこの感情、感じた事をまたキシキシで吐き出すだけの記事です。少しだけ長くなりますがお付き合いください。 自分なり、というのは、案外よろしくないのかもしれないなと思った。 それは今月のはじめだったか、10月のおわり…

のうとか。

はてなブログ、お久しぶりですね。月一ペースでちまちま更新しております。「嫌なことばかり記憶してしまうのは、人間の本能だ」「危機回避の為ですか」「そう。あそこに行くと手強い敵がいる、遭遇するのはうまくない、そう思い知って近寄らないようにする…

夏が終わる。

夏が終わる、9月でおわる、と一言日記において指おり数えるように何かと呟いてきた。もうすぐその日である。別れのときである。日本の四季のなかで、さようならをこれほど強く意識する時節が果たして他にあるものだろうか。少なくとも私は春にも秋にも冬にも…

不幸な気分

気づけばもう7月。 この長文日記を書かずに七夕月を迎えてしまったというのか。 毎日のようにこのコンテンツを更新していた頃が懐かしい。出張のどさくさ紛れにその原則は瓦解した。かわりにlivedoorBlogに日常を綴る短文日記があるからいいか、と思いきや…

胸中

あなたの過去になんて、誰も興味を示したりしない。他人がわかるのは現在のあなただけ。それを見て、あなたの過去は幸せなものだったのだろうと、そう特に深い意味もなく想像することはあるかもしれない。あなたは幸せに生きてきたのだね。率直にそう言われ…

ガヨのお話

ある朝、ガヨは言いました。「そうだ、夜を探しにいこう」 ガヨはベッドから起き上がると、いそいそと大きなバスケットを取り出しました。 その中においしそうなサンドイッチをひとつ、ふたつ、みっつ。チーズとハムとレタスを挟んだやつです。バスケットに…

十二月には通用しない

「オーブントースターを使わずにブッシュ・ド・ノエルを作れるらしいよ」 フローリングの床に長々と寝そべる彼に彼女がそう言ったとき、この部屋はまだ八月だった。 なんてことはない。壁にかけてあるカレンダーを長いことめくらずにいただけである。 カレン…

好きじゃないしもう信じない。

これ以上傷つかないために「最初から期待しない」という方法があるけれど、それってなんだか相手にも期待されたくないという自分の不誠実と怠惰を暴露しているみたいだ。でもたくさん裏切られて「最初から信じない」ことを覚えていく。諦めを知って癖になる…

痛み

かゆい、と思ったところを掻いてみると、違う、ここじゃない、と感じる。この空振りは何なのだろうと首を傾げつつ、未だ残るかゆみのありかを探して肌をまさぐる。確かに肘のあたりにそれを覚えたのに、意外なことにその手の薬指に辿り着いた時の微かな驚き…

人魚姫

童話、人魚姫の二次創作小説です。作品のイメージを壊したくない方は戻るをタッチお願いします。---------------------------------------その昔。とある海の深く奥、七色に輝く魚や揺らめく昆布、踊ったまま飲まれていくプランクトンやふわふわと海底を歩く…

老夫婦と人形

ある女の子が、母親とレストランに入った。食事をしている内に店内は混雑して来た。そこへウェイターがやって来て、ここは4人席だから、2名のお客様と相席をお願いしたいとの申し出を受けた。当然の様に快諾する母子。その2人と席を同じくしたのは老年の…

緑色の輪っか

目をつぶると丸い輪っかが見えるじゃない。私のは緑色してる。前に1日中それを見ていた事があって気付いたんだけど、輪っかじゃなくて井戸なんだ。私が井戸の底に居て、そっから空を見上げてる。なんでそれがわかったかって言うと、井戸の上から誰か覗いたん…

頭痛の話

最近、頭痛が日常の一部と化している。もともと頭痛持ちではあるが、ここのところの痛みは恐らく身体のサイクルと猛暑の所為だと思われる。数年前までは梅雨だろうが台風だろうが何ということも無く、頭痛と言ったら偏頭痛以外にあり得なかったのに、やはり…

馬鹿というよりバカ

人間、バランスの取れた生き方をするには、馬鹿になれなければ駄目なのかもしれない。ふとそんなことを思った。ここで言う馬鹿とは、私が嫌いな類の馬鹿ではない。情報の取捨選択が出来ない馬鹿、他人の価値観を否定しか出来ない馬鹿、自己批判が出来ない馬…

欲しいもの

私が本当に欲しいものって何だろう。ここ数ヶ月、ずっとそんな事を考えている。即物的な話、お金があればほとんどの物は手に入る。実際、買い物は嫌いではない。服でも本でも、手仕事も映画も旅行も、お金が無ければ好きなようにはならない。でも、必要な物…

ただの痴話げんかのお話

反対意見で論議していて「あなたの言うことも分かります」という対応をする場合、大抵は言葉通りに受け取らない方が良い。「分かるけどね、でもね……」というエンドレスというかループの始まりの鐘が鳴ったと捉えた方が懸命ではないか。たとえば、死刑制度に…

この症状は一体

ここのところちょっと私にしては慌しくて疲れていたらしい。半年に二〜三のペースで定期的に襲ってくる謎のげんなりが出た。上手く説明が出来ないが、人々が悪口や愚痴を言っているところに長時間いると時たま起こる側頭部のいらいら違和感。それを患うと、…

2015年度

言葉にならない感情とかもうどうにもならないようなことが積もり積もって、それから時間をかけ濾過されて残るものがあるとして。それがきれいなものではなく、この世界に居場所のない不安定さとか疎外感のようなものだと理解し始めてから、ようやく逃げずに…

レンズのその先

色々とやりたいことがある中、ふと気が付けば長いことずっと続けて迷っている、とあること。写真コンテンツを作りたいなあ。でも、トイカメラもデジカメも持っていないし、いくらiPhoneの機能が高いとはいえ携帯のカメラ機能の酷薄さには定評がある。それか…

すれ違い

一見して不運だったり不幸だったりとひどく気落ちするようなことほど、言葉にして表現をする時は何より正確さを心がけなくてはいけない。けんかにけんかを重ねてこれでもかというほど罵ったあと、一呼吸置いてそんなことを思った。たとえば、就職活動がうま…

無関心の反対

混乱していたり不安になっている他者に対して、冷静な態度でいることが冷淡や無関心と受け取られる。これってこういう施設でなくても意外と良くあることなのかな、ふと考えた。もしかして同調した素振りで一緒にパニックになる外見を繕う方がベターなのか、…

わたしが出会う前の記憶や光景を、あなたがどんな人だったかを、わたしは知ることが出来ないけれど時たま覗かせる思い出話にちらつく出来事が今のあなたを輝かせているんだろう、それでもそんな風に培われたあなたのかなしい優しさや忍耐強さの役立つ機会が…

眠い。

眠い。しかしそれだけじゃない。睡魔を退散さすべく内的宇宙を漂っているのだ。言わば瞑想である。禅の心境である。春眠の先取りである。ひとのいのちは選択の積み重ね。愛するか、憎むか。裁くか、許すか。聞くか、話すか。寝るか、起きるか。思い切るか、…

誰にでも人には言えない、言えなさすぎる残酷だったり偏執的だったりする「内緒の部分」はあると思う。だけど、それがすごく薄っすらと、でも満遍なく人格を覆っている人よりもどこかコアな部分に集中して隠せておける人の方が「人格者」って感じがする。自…

春眠 暁を覚えず

一服盛られたかの様に眠い。近頃度々に遭遇する異様な眠気に今しも完敗しそうだ。しかしまだ半敗である。一応はスケジュール通りに動き、微々たる仕事はしているから。うとうとるびたんもふもふ。うつらうつらるびたんもふもふ。ブログの更新を怠る程度に春…

抜歯と流れ星

来たる中国正月、下の奥歯を抜いた。朽ちかけてぐらついていた歯がフェイスロックで見事に歯茎に突き刺さってしまったのだ。数週間に渡る痛みもピークに差し掛かり、片耳がポイーンと聴こえづらくなって来たところで歯医者行きを勧められ、決意。抜歯に至っ…