キシキシぷらむ視界

だらだらと長いだけの日記と、ちょこちょこと創作メモのような何かがあるブログ。

" 抑圧 "と" 自叙 "

   


ある程度年を重ねて、人間の記憶力は到底当てにならないと学んだ。
あることは鮮明に覚えているのに、別のことは全く覚えてなかったりもする。いわゆる" 抑圧 "とかいう作用が働くからだ。
それに加え、記憶したものを造形する…つまり、記憶を絵や文章で外に出す能力は通常、記憶力より遥かに低いものだとも再認識した。この能力がずば抜けている人だけが、画家になったり小説家になったりするのだろう。

ここで私事、某首席師範に提出するように課された小説、いや、エッセイ?過去にあった本当のおはなし。それが一向に進まない。

私の心のなかに、消しようもないほど強く残っていること。薄れていないはず。それを" 抑圧 "で消してしまえていたなら、今ここにいないだろう。だが、それを形にしてみろと言われてもなかなか難しい作業である。私は小説家でも何でもないからだッ(`;ω;´)という言い訳。

しかし、もし書き上げられた時は、ようやく出口を開けることが出来るのかもしれない。せめて、ドアにノブをつけるくらいにはなるかもしれないとは薄々感じている。こうしてまごまごしているのは、本当は忘れたがっているという証拠だし、現に忘れつつあったのだろう。


焼いていないパンに蜂蜜を塗って、何も考えずに口を動かしていた頃がどれだけ恵まれていたことか。現在、少しお疲れ気味である。気分がふわふわしがち。マイナス分を変にプラスで補おうとする癖がある。落ち着け自分。


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