キシキシぷらむ視界

だらだらと長いだけの日記と、ちょこちょこと創作メモのような何かがあるブログ。

さんたすよん


たとえば、7を3と4の合計だと考えている節がある。
間違いではない。けれど少し遠まわりをしている。

説明をするのが難しいが、Aという作品をBの絵柄でしか思い描けないことがある。
例を出してみるとすると、ハイスクールオブザデッドの会話のシーンがデスノートのビジュアルで再生される。前田敦子がマリー・アントワネットだったり、しずかちゃんが博麗神社の巫女さんだったりする。夢のコラボと言えなくもないけれど違和感は絶大。
同じく、ターミネーターのことを考えているのに実際に脳裏で筋肉をフルに躍動させているのは誰あろうブルース・ウィリス。少しだけ、音楽とミスマッチではないか。

また、こればかりは他の人のことは分かりようがないことなので客観的にどうのと判断しづらいところではあるものの、どうも私は黙って思考している時に同時進行で文章化せずにいられない性質を備えているようだ。
漢字のひらきや、語句の言い換えや、改行のタイミングなどもそこはかとなく視野に入れている。
それを実際に紙などに書き留めることはしないまでも、頭蓋骨の奥の奥で文字が勝手に羅列されていく。

これらが単なる癖に過ぎないのか、それとも障害か何かなのか。ありていに言えばバカなのか。生活をする上ではたいして困ってもいない。
が、時たま、集中力の妨げになっているのではと懸念することもある。

そういう不穏を晴らすためというわけでもないが、昔、脳波の検査を受けたことがある。
結果として、まったく問題はないそうだ。
厳密に言うと脳に小さな空洞があり、そこに少し水が溜まった部位がある、が、まず大丈夫。とのこと。
そのまた昔行った知能検査に至っては通常の三倍の速さで満点をはじき出したらしい。
そうか。
じゃあやっぱりただのバカなのか。
それならそれで安心である。

それにしても、やっぱり7は3と4だと思うんだよなあ。
2と5より、4と3より、3と4なんだよなあ。
そういうことにこだわっていたから算数が苦手なのかなあ。
8を倍にしていくのは大好きなのだけれど、だから何だって話だよなあ。

まあ、とにかく、何だかんだと生きる力はある。
近頃それがちょっとはっきりした気がするので、これからも7は3と4だと信じ続けることにしよう。